お稽古随想
今回のお稽古は、お煎茶と玉露
結論から言うと、お茶は水に尽きる、、ということ。
古来京都には、利休や了以が好んで汲んだという井戸がありますが、お茶の味にこだわるのには、まず水なんですね。
どんなに上手に淹れても水が美味しくなければだめだということ。
よく考えれば当たり前のことですが、ちょっと見過ごしていました。
料理人や杜氏や蔵人がなぜ水にこだわるのかがよく分かります。
生水を飲むことは殆どない私ですが、各地の名水湧出ポイントでポリタンクで大量に汲んでいく人の気持ちも分かる気がします。
さて、本題のお茶の作法の方ですが、今更ですが、
「手順には、合理的な理由がある」ということです。
喉越しよく飲むために、茶葉の粉を落とす
お茶が冷めないように、茶碗と急須を温めておく良い加減の味を出すために、茶葉の量を一定にする
理屈が分かれば、手順は難しくはありません。あとは「美味しく淹れよう」という心構えですね。
誰と、何を食べながら、どんな話をしようか、と考えながら準備できたら楽しいでしょうね。
また、二煎目、三煎目と味の変化を楽しめる「美味しさの変容」も味わいたいと思いました。
茶葉の産地や製法で随分変わるのでしょう。
ああ、もう一つ。
一緒に味わうお菓子の種類でも。。。
そうして美味しいお茶を楽しく飲めたら幸せですよね。
そんなこんなで話が弾んだら、その後は。。。。。。
助六 記
- 投稿タグ
- 京都