満開の桜が美しい京都にて、4月の坊主バーによる礼法講座が行われました。

今回はこれまでの復習に加え、お煎茶について学びました。

たしなみ教室たしなみ教室

復習のお辞儀の仕方等の立ち振る舞いは、もっと自然に美しくできるようになりたいと、練習を重ねるごとに強く思うようになります。
お茶については、まずはお茶菓子を運ぶところから。

たしなみ教室 たしなみ教室

今日は老松さんの桜をかたどった美しい生菓子をお盆にのせ、「さぁ運ぼう!」と緊張しながら立ち上がったところで・・・さっそくのご指摘。
そうでした、お盆を持つ手は胸の高さあたりの高めのところで、お盆と胸の間にしっかり広く空間をあけて・・・でした。

たしなみ教室

続いて お煎茶のいれかた。茶葉は人数分ぷらす1杯分多めに。
このプラス1は仏様への感謝の気持ち。急須やお茶碗は たっぷりのお湯でしっかりと温めておくことが大切。
しっかり蒸らしていれたお茶の香りをきき、ついで一口。
一番茶を口にした時に味わう渋みは、口の奥でやがては甘みへと変わります。
一番茶に続いて和尚様がいれてくださったお茶は蓋を取ってびっくり!
茶葉が沈んでいるではありませんか。茶葉も一緒に召し上がれ・・・とのお言葉に戸惑いながらもごくり。

たしなみ教室

茶葉の柔らかさに思わず「おいしいっ!!!」と。お煎茶ならではの しっかりとした緑の香りと渋み・甘みを知った後は、空気を含ませより一層香りがたった茶葉をそのまま口へ。流石に達人は違います。今まで味わったことのない頂き方を披露していただきました。
こんなにもお茶を楽しめるなんて!驚きと発見がいっぱいです。
続いてお茶の殺菌効果やお茶ガラを使ってのお掃除の仕方についてお話を伺いました。畳の色や香りを楽しめて、殺菌効果も抜群です。
昔の方々がされてきている事は素晴らしく理に適った作法です。日頃、何気なくいただいているお茶の奥の深さに、明日からのお茶が楽しみになった礼法講座でした。
Kayo.O