10月最後の土曜日
行楽日和りの澄み渡った青空が広がる休日にもかかわらずいつものメンバーが集いお稽古に励みました。
今月から初級講座の前篇が始まりました。
初級講座では、入門講座からの練習成果を発揮すべく、お茶会(初釜)が催される予定です。ただ今メンバーは猛特訓中です。
第一回目の今日は立ち居振る舞いの総復習と言うことで玄関・待ち合い・席入り・・・などの通し稽古を何度も行いました。
各場面ごとの所作を学ぶ中で、形や流れ以上に大切な役割を果たすのが亭主と正客の「口上=挨拶」です。
口上(こうじょう)の内容は、時候の挨拶、相手への日頃の感謝の気持ち。
来る方・お招きへのお礼・茶会の始まりと終わりの挨拶などなど。
日常私達が何気なく使っている内容ですが、それらの言葉を正しく、そして美しく使うのは大変難しいですね。
杓子定規なお仕着せの言葉づかいではなく、相手の表情や声の調子、所作などから相手の心の中を推しはかり、悟りの程度を知り、そして穏やかで優しい表情で語りかける言葉こそが美しい言葉ではないでしょうか・・・。
携帯電話の普及によりコミュニケーションのツールが便利なメールになっている今の時代ですが、直接顔を合わせて気持ちを述べ、頭を下げるからこそ誠意は伝わるものだと思います。
日本語は世界でも類稀なる美しい言葉だと言われています。
自身の反省も含め、今一度見直したいですね。
日本語の美しさを・・・。
Yuko・I
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