書
いつも楽しみにしている「たしなみ教室」。
今回からは書道にチャレンジです!
今年初めての浴衣を着て、取り組みました。
硯(すずり)、文鎮(ぶんちん)、下敷き、大筆、小筆…
子どもの時以来、触れるのはとっても久しぶりです。
初心者組の私は、まず、炭をする事からスタート!
けっこう力がいるし、なかなか黒くならない…
だからといって、
ここで焦って速く炭を動かしてしまうと、炭の分子がつぶれてしまうのだと、師匠からアドバイス。
字を書く前に、姿勢を正して一心不乱に炭をする、その時間も大切なんだなと感じました。
準備が整ったら、いよいよ筆をとり、書き始めます。
最初の課題は「自分の名前」。
何度も何度も、繰り返し練習します。
きちんと書けるようになってきたら、次は少しずつ崩して書く練習。
かっこいい字が書きたいな。どうしたら…??
それは理屈ではなく、何度も書いて書いて、 だんだん筆がなじみ、慣れていくしかないのです。
どこを崩したりつなげるか、それは誰も教えられない、自分自身が経験の中で発見するもの。だんだんと個性が形になってきます。
気づけば真っ黒になった紙が山積みになっていました!
もうひとつの課題は、「お気に入りの一文字」。
色々と試したあげく、私は「響」と書く事にしました。
その字らしく、自分らしく書けるように、
師匠は、色々とおもしろいアプローチを提案して下さいました。
ゆ〜〜っくり書く、シュッと速く書いてみる。
立った姿勢で書く。
筆を水にたっぷり含ませ、滲ませて書く。
手を震わせながら書く。etc….
楽しくて夢中になっていると、
だんだんと字が生き生きと、生命力を宿していくのが分かり、あっという間に時間がたっていました。
最後はそれぞれ「今日の傑作」のお披露目タイム。
個性豊かな作品と一緒に、やりきった充実感で、にこにこの皆の顔も並びました。
靜御前
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