2014年1月  初釜&夜咄のおけいこたしなみ教室

今年初めてのたしなみ教室です。

午前中は2月のお茶会の練習、そして午後からは3月の夜咄の茶事の練習でした。
まずはお茶会の練習から。本番までに残すところ皆で練習できるのは3回。

席入りの練習、亭主はお点前の細かい所作のおさらいやお茶菓子を出すタイミングやその他を各自入念に再確認します。
たしなみ教室
何度も練習していますが、頭ではなくやはり体で覚えないとどうしてもぎこちなくなります。やはり日々の練習が大事だ といつもながら痛感します。
今日は初釜だったので、花びら餅を用意していただきました。

 

たしなみ教室

やわらかいお餅に京都のお雑煮に見立てた白味噌のあんをごぼうとともに求肥で包んであるお菓子で、京都でお正月にだ けいただく伝統のお菓子の一つだそうです。
ごぼうと白味噌庵のほんのりした甘みが上品で何とも言えない美味しさでした。
午後、そろそろお腹もすいてきたところで、夜咄の茶事の席入りの練習をし、客が座って亭主によるおもてなしを受けます。

たしなみ教室

お料理を出す順序はもちろんのこと、茶事

についての決め事がたくさんあります。

まずは懐石料理のお膳の運び出しから。
亭主からお膳を両手で受け取り、互いに一礼し。亭主の「箸をお取り上げを」の挨拶のあとふすまが閉められたら客一同礼のあと、                   左の飯椀と右の汁椀のふたを同時にとり、飯のふたの上に汁のふたを伏せて重ね、善の右わき手前に置き、お吸い物は残しておきます。たしなみ教室
その後、煮物、焼物、お櫃に入った飯物がでます。
香の物は残しておき、最後に汁椀に湯と残りの香の物でゆすぎ、お湯を頂きます。
最後に右手で箸をもち一斉に膳の上に落して、終わりの合図とします。

今回は懐石は皆で自宅から用意したので、皆の心のこもったとてもおいしいお料理でした。
今日も茶事について新しく知ることが多くとても勉強になりました。

たしなみ教室

まだまだ寒い日が続きますが、皆様くれぐれもご自愛くださいます様に
Setsuko・M