たしなみ教室        

今日から12月・・・
寒さが一段と厳しくなってきましたね。街のあっちこっちからジングルベルのメロディーが聞こえ、慌ただしい中にも心ウキウキする時節です。

お稽古の今日は風の冷たいどんよりとした冬空の一日でしたが、いつものメンバーが集まり、お稽古に励みました。

今年最後となった今月は、先日に引き続きお茶会へ向けての通し稽古で、お茶室への席入り、お茶のいただき方などを繰り返し練習しました。

 

特に席入りでは、姿正から歩く時の手の位置、歩き方、足の運びなどこまかい部分にわたって、ご教授していただきました。むずかしいですね・・・

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以前何か本で読んだのですが、「型(かた)」と「形(かたち)」の違いを次のように話しておられました。

「型」は言うなればパターンで真似さえすれば誰にでもできるけれど、ただそれだけでは自分のものにならないので、基本を繰り返し練習することによって「型」に心血が注がれ、初めて「形」になってくるそうです。
その人の「チ」が入らないパターンとしての「カタ」では人の心を動かすことはできないのです。型に自分を入れることによって、型と自分が一体となってくるのですから最初から「型」がなかったらどうにもなりません。

 

また、ただそれだけでもダメです。基礎を一生懸命やり続けることによって、その人の「カタチ」ができてくるのですね。

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茶道の心得に「一より習い十を知り、十より返るのとのその一」という言葉があります。

習い尽くして本体を見極めたら、また元へ戻るということです。要は基本を繰り返し学ばなければ、     自分のカタチ・個性は得ることはできないということですね。                             たしなみ教室        

 

やっぱり、一に練習・・・二に練習・・・練習あるのみ・・・ですね。

これからも(来年も)自分のカタチを追求すべく、終わりのない努力を積み重ねていける凛として楽しい教室でありたいと思っています。

来年もよろしくお願い致します。どうぞ良いお年をお迎え下さい。

Yuko・I