啐啄同時とは

子ども達とそろばん

「啐啄同時」という禅語があります。
啐啄同時とは、鶏の雛が卵から産まれ出ようとするとき、殻の中から卵の殻をつついて音をたてます。これを「啐」と言います。
そのとき、すかさず親鳥が外から殻をついばんで破る、これを「啄」と言います。

 

 

そしてこの「啐」と「啄」が同時であってはじめて、殻が破れて雛が産まれるわけです。これを「啐啄同時」と言います。
これは鶏に限らず、師匠と弟子。親と子の関係にも学ぶべき大切な言葉です。

現代の寺子屋式の楽しい教室に出会いました。

序論・・

New Yorkにいたころ、私の息子は1歳半過ぎごろからリトミックや*文に通っていたのですが、子どもが3歳児になったある日。

主人が郊外にあるそろばん教室を探してきました。

主人曰く、“何か一つ極めると(自信ができると、ほかの事も頑張れるから!)

俺もそろばんのおかげで数学が得意になってここまできたからな!”と変な自慢を見せながら(笑)

まだ英語も話せない子どもの為のきっかけづくりにと自然を求めて郊外へ引っ越しを機に車で約40分ほどのそろばん教室へと通うことになりました。

”そろばん”はある本によると、“東大生のほとんどは今までに、そろばん・碁・将棋のうちのどれかの有段者である”=右脳と左脳のバランスがとれていることがベストと書いてあったのです。

そうそう上記の3つとも、自然と右脳を活発に動かしますよね?

とりあえず、私もせっせと子どもの送り迎えにいそしみました。

程なく、子どもの数学の計算能力とかに効果が表れてきました。

そのうち子どもはそれで一目置かれる存在に・・・
子ども自身は決して目立つ子どもではなく、どちらかというと寡黙な穏やかな男の子なんですよ。でもそれがきっかけで彼自身も色々と頑張れるきっかけになったのは事実なんです。

するとアメリカの現地校のお母さん方がそれに気づきました。

それ以来”そろばん”の受講生は増えました。

受講生間のすがすがしいライバル意識も芽生え、切磋琢磨して競争です。

私は現地校でアフタースクールというプログラムにそろばんの先生にお越しいただき、現地の学校の子ども達へのそろばんの普及と、それによっての子ども達の計算能力や

右脳の発達の為に動きました。

海外にいてもその環境に出会えたことは子どもにとっては、とても大切な経験をさせていただいたと思います

それと海外でもどこでも、”そろばん・碁・将棋”の類は統一でシンプルで克一番簡単に取り組める素晴らしいものだということがわかったのです。

海外にいたからこそ、日本の古来のシンプルな生活様式が素晴らしいということが理解でき体現させていただいたのです。
さて、出だしの言葉について本題に入りますね