歴史を支えた“やまとなでしこ”の日記を書くにあたって

歴史を支えた“やまとなでしこ”の日記を書くにあたって
私がこの日記の存在を知ったのは、今から2年前のこの時期でしょうか。

ある方のご縁で京都に町家の工房を持たれている、鎧廼舎・うさぎ塾 代表 夘月阿古様との出会いからでした。

何 度かお話をしているとき、ふとしたきっかけで阿古先生に、その昔、婦人参政運動を始めとして、犬養毅夫人、鳩山薫両名と共に政友会議員の夫人たちを集結し て清和会を創設し、女性たちの有力なネットワークを支え、やがて日本調停協会連合会理事に就任し、女性の社会的自立を実践した女性の方がいらして、塩原静 その方が祖母だと伺い。思わず寺塚らいてうの“元始 女性は太陽であった”の言葉が連動した思いでした。

それ以来その日記を機会があれば、読ませていただきたいという思いが、心から離れることはありませんでした。思えば必ず叶うものなのですね。ご縁があり、今日この日記を阿古先生から拝借するご縁を頂きました。

今わくわくしています。あの時代の日本を真剣に命がけで動かしていた男性たちの妻とはどのような方々なのか、常にどのような心持でいられたのか、女性の自立についてどのような動きをされていたのでしょうか?

その中には歴史上の大きな動きや事件の真実がありのままに書かれています。今までどの書物にも書かれていなかった真実をもです。加えて、あの当時の古き良き時代の日本の良さが随所に見うけられます。
日本流のハンサムウーマン(やまとなでしこ)を今の日本女性に目指して欲しいと願っている私は是非この日記を通して、沢山のヒントを得ていただきたいと思っております。