昭和八年五月十五日(月)上野寛永寺で政友会と犬養家合同の一周忌法要が営まれました。
斎藤実首相以下各大臣、貴族両院議員、各地方より上京の木堂会と、。清和会会員三十余名等、本堂に入りきれぬほど二千余名の参列者で、午後 一時半より四時までかかり、法要後、青山墓地へ松野秦両夫人同車して、墓前祭に参列いたしました。

清和会は五月四日に、一周忌のお供物として、未亡人宅に茶器三十人分をお届けしました。
六月三日、麻布笄町四に新築されました未亡人宅に、そのお祝品として清和会は、「友禅振袖姿の人形・ケース付」をお贈り致しました。人形の代金は四十一円でした。

 十二月三日、未亡人は盲腸炎手術のため、京橋の南盲腸病院・・・三階十五号室・・・に入院されました。周囲の人々は御老体で手術をなさることを心配されましたが、「年をへて止めてくれるが、一度決心した事は自分で責任を持ちさへすれば、実行した方がよいといふ日頃の考へで」と云はれ、大手術をなさいました。

御後へ紡いでまいります・・・

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